
フリー株式会社は、2024年9月26日、電子契約サービス「freeeサイン」の新機能として「対面契約」を公開しました。
この機能は、訪問型・店舗型ビジネスにおける対面での契約締結を、タブレット端末1台で実現するものです。
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背景
従来の「freeeサイン」では、メールやSMSを通じて契約書を送付し、署名者が自身のデバイスで署名を行う必要がありました。
しかし、対面で契約を締結する必要がある業種では、顧客や従業員が自身のデバイスを持っていない場合や、タブレット操作に不慣れな場合があり、電子契約の導入が進んでいませんでした。
対面契約機能の概要
新機能「対面契約」では、契約書送付者が自身のタブレット端末を用いることで、署名者は自身のデバイスがなくても電子契約が可能になります。
具体的には、以下の手順で契約を締結します。
1.契約書送付者がタブレット端末上で契約書を作成・表示する。
2.署名者は、契約書送付者のタブレット端末上で契約内容を確認し、手書きで署名を行う。
この機能により、従来の紙での契約と同様の流れを維持しながら、電子契約のメリットを享受することができます。
想定される利用シーン
対面契約機能は、下記のような業種・場面での利用が想定されています。
●訪問型ビジネス: 介護/看護、保険営業、リフォーム、ルート営業など
●店舗型ビジネス: 介護施設、ジム、自由診療の医療機関、エステ、結婚式場、不動産、学習塾など
●従業員との雇用契約: 小売業・飲食業・短期イベントなど
「統合flow」との関連性

「対面契約」機能は、freeeが提唱する開発基盤「統合flow」の思想に基づき、特に「Data flow」と「Communication flow」の改善に貢献します。
●Data flow: 紙の契約書では、契約関連データと他のデータとの紐づけが困難でしたが、対面契約機能により電子化することで、データの一元管理が可能になります。
●Communication flow: 対面での契約においても電子契約を可能にすることで、契約締結までのコミュニケーションが円滑化されます。
「統合flow」は、freeeの製品開発における基盤となる設計思想であり、「Work flow」「Communication flow」「Data flow」の3つの要素から成り立ちます。
まとめ
「対面契約」機能は、freeeサインの利便性を高め、訪問型・店舗型ビジネスにおける電子契約の普及を促進するものです。
freeeは、今後も「統合flow」に基づいたサービス開発を進め、中小企業の業務効率化を支援していくとしています。
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この記事を書いた人Wrote this article
sorein 教育×ITフリーランス / 女性
小〜高校教員として勤務し、製造業の社内SEを経験して教育×ITフリーランスになったsoreinです!教員免許や基本情報技術者、応用情報技術者、DBスペシャリストの資格を取得しています!ITニュースや技術書を読むのは趣味みたいになっています。





