Webサイトに1行で設置できるAIチャット「Portal Chat」とは?公開情報を“探す”から“聞く”へ変える新機能

Webサイトに1行で設置できるAIチャット「Portal Chat」とは?公開情報を“探す”から“聞く”へ変える新機能
Portal Chatのイメージ画像

株式会社AI Japanは、Webサイト埋め込み型AIチャット「Portal Chat(ポータルチャット)」の提供を開始しました。既存のWebサイトにスクリプトタグを1行追加するだけで設置でき、公開情報をもとに利用者の質問へ回答するのが特徴です。

行政、医療、教育、金融のように情報量が多く、しかも専門用語が多いサイトでは、「必要な情報がどこにあるのか分からない」という課題が起こりがちです。Portal Chatは、こうした課題に対して“検索する”だけでなく“自然な言葉で聞く”導線を加えるサービスとして注目されています。

Portal Chatはどんなサービス?

Portal Chatは、Webサイト上に独立したチャットウィジェットを表示できるAIチャットです。サイトに掲載されている公開情報をクロールし、その内容をもとに質問へ回答します。さらに、回答の根拠となったページのタイトルとURLもあわせて表示されるため、利用者は元の情報を確認しやすくなります。

大きな特徴は、既存サイトを大きく作り直さなくても導入できる点です。HTMLに1行追加するだけで設置できるため、比較的スピーディーに導入を検討しやすいでしょう。

主な特徴をわかりやすく整理

  • 既存HTMLにスクリプトタグを1行追加するだけで設置できる
  • Webサイトの公開情報に基づいて回答する
  • 回答とあわせて参照ページのタイトルとURLを表示する
  • スマートフォンでも読みやすい対話表示に対応する
  • 管理画面でクロール状況や質問履歴を確認できる
  • robots.txtやsitemapなどを尊重し、サイト負荷に配慮して取得する

特に便利なのは、回答だけで終わらず、どのページを参照したかが分かることです。これにより、利用者は情報の出どころを確認でき、運営側にとっても説明責任を果たしやすくなります。

どんな場面で役立つのか

Portal Chatは、情報が多くて探しにくいサイトとの相性が良さそうです。たとえば、以下のような活用が想定されています。

  • 行政:申請手順、必要書類、窓口、補助金、施設案内
  • 医療:診療科案内、外来・入院手続き、面会、アクセス、よくある質問
  • 教育:入試日程、出願方法、学費、奨学金、証明書発行
  • 金融:各種手続き、必要書類、手数料、商品・サービス説明

いずれも、利用者が「知りたいことはあるのに、どこを見ればいいか分からない」と感じやすい領域です。Portal Chatがあれば、トップページのメニューをたどる前に、まずチャットで質問するという使い方が可能になります。

導入の流れはシンプル

導入手順も比較的分かりやすく、次の4ステップで進められます。

  1. 対象サイトを登録する
  2. 公開ページを取得して知識基盤を構築する
  3. スクリプトタグを1行追加する
  4. 表示と回答を確認して公開する

また、管理画面では対象サイトのURLやクロールの深さ、最大ページ数などを設定できます。質問内容や会話履歴も確認できるため、FAQの改善や情報設計の見直しにもつなげやすいでしょう。

運用面での安心材料もある

AIチャットを公開サイトに置く場合、気になるのがサイトへの負荷や情報取得のルールです。Portal Chatは、robots.txt、sitemap、Crawl-delay、Retry-Afterを尊重する設計とされており、対象サイトへの配慮が行われています。

さらに、管理機能と公開チャットの役割を分け、多層的な認証や権限確認、URL検証を組み合わせている点も特徴です。単に「チャットを置ける」だけでなく、運用しやすさを意識した設計になっているといえます。

これからのWebサイトに求められるもの

Webサイトは、情報を載せるだけではなく、利用者が必要な情報へたどり着けることが重要です。特に行政や医療などの分野では、正確さに加えて「見つけやすさ」が大きな価値になります。

Portal ChatのようなAIチャットは、サイト内検索やナビゲーションを補完し、利用者の疑問に対して対話形式で答える入口として機能します。公開情報を“探す”から“聞く”へ変えることで、Web体験の改善につながる可能性があります。

今後、専門性の高いサイトやページ数の多いサイトでは、AIチャットの活用がさらに広がっていきそうです。Portal Chatは、その流れを後押しするサービスのひとつとして注目されます。

参考記事

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000186748.html

この記事を書いた人Wrote this article

sorein

sorein 教育×ITフリーランス / 女性

小〜高校教員として勤務し、製造業の社内SEを経験して教育×ITフリーランスになったsoreinです!教員免許や基本情報技術者、応用情報技術者、DBスペシャリストの資格を取得しています!ITニュースや技術書を読むのは趣味みたいになっています。