AI面接は本当にあり?調査で見えた20代の高い支持と、求職者が感じる不安

AI面接は本当にあり?調査で見えた20代の高い支持と、求職者が感じる不安

近年、採用の現場でも少しずつ広がりを見せているAI面接。エン株式会社が実施した調査では、AI面接に「良いと思う」と答えた人が半数を超え、特に20代では75%が好印象という結果になりました。

AI面接に関する調査結果のイメージ

AI面接は「便利そう」が先行、若年層ほど好意的

調査では、AI面接について「非常に良いと思う」「良いと思う」を合わせて53%が肯定的でした。年代別では20代が75%と最も高く、年代が上がるほどやや下がる傾向はあるものの、40代以上でも50%が好印象と回答しています。

背景には、AI面接ならではの時間や場所の自由度があります。夜間や休日でも受けられること、対面より緊張しにくいことなどが、ポジティブに受け止められているようです。

受けたことがある人は7%、でも満足度は高め

実際にAI面接を受けたことがある人は7%にとどまり、まだ経験者は少数です。ただ、経験者に「良かったこと」を聞くと、上位には以下のような声が並びました。

  • 時間を自由に決められた
  • 人間の面接官より緊張せずに話せた
  • 質問内容が分かりやすかった

特に、在職中に転職活動を進める人にとっては、時間の融通が利く点が大きな魅力です。仕事終わりの夜間でも受検できた、交通費がかからなかったといった具体的な声もありました。

一方で、AIならではの難しさを感じた人もいます。たとえば「話したことが正しく入力されず困った」「何を話せばよいか分からなかった」といった意見もあり、使い勝手にはまだ改善の余地がありそうです。

受けてみたい人は53%、理由は「自分で選べる」こと

今後、選考でAI面接を受けてみたいかという質問には、53%が「受けてみたい」と回答しました。こちらも20代が62%と高く、若い世代ほど前向きです。

受けてみたい理由として多かったのは、「時間と環境を自分で選べる」ことでした。加えて、「面接官の主観ではなく公平に評価されそう」「新しい選考手法を体験してみたい」といった回答も見られます。

つまり、AI面接は単なる効率化の手段ではなく、納得感のある選考体験を求める層にも受け入れられ始めているといえそうです。

不安の中心は「人柄や熱意は伝わるのか」

一方で、AI面接に消極的な人の理由もはっきりしています。上位は「評価軸が分からない」「人柄や熱意がAIに正しく伝わるか不安」といった内容でした。

面接は単に受け答えを確認する場ではなく、社風との相性や、話し方から伝わる温度感も含めて見られるものです。そのため、画一的なやり取りになりすぎると、応募者は「自分らしさが出せない」と感じやすいのでしょう。

こうした不安に対しては、AIの利便性を活かしつつも、自然な対話や応募者への配慮をどう設計するかが重要になりそうです。

AI面接は「置き換え」より「選択肢のひとつ」へ

今回の調査から見えてくるのは、AI面接が一気に主流になったというより、求職者にとって受け入れられる選択肢のひとつになりつつある、という現状です。

時間の自由、緊張の少なさ、公平性への期待。こうしたメリットは確かに魅力的です。一方で、人柄や熱意をどう伝えるかという課題は残ります。だからこそ、企業側はAIを導入するだけでなく、応募者が安心して臨める設計を考える必要があります。

転職活動の効率化が進むなかで、AI面接は今後さらに身近になる可能性があります。採用する側・受ける側の双方にとって、「便利さ」と「納得感」のバランスが今後のカギになりそうです。

参考記事

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001249.000000725.html

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sorein

sorein 教育×ITフリーランス / 女性

小〜高校教員として勤務し、製造業の社内SEを経験して教育×ITフリーランスになったsoreinです!教員免許や基本情報技術者、応用情報技術者、DBスペシャリストの資格を取得しています!ITニュースや技術書を読むのは趣味みたいになっています。