
生成AIに自社サイトがどう扱われるのかは、いまやSEOだけでなく

調査でわかった3つのポイント
今回の調査は、48件の「おすすめ」系プロンプトに対する186件のAI回答と、対応するGoogle検索結果6,461件を照合したものです。結論から言うと、検索順位が高いほどAIに引用されやすい一方で、順位だけでは説明しきれないことも分かりました。
- Google検索結果に表示されたページのページ引用率は3.8%
- 検索1〜3位のページ引用率は7.3%、4〜10位は1.9%
- AIが引用したURLのうち、検索上位10件に入っていたのは25.1%のみ
つまり、SEOで上位表示を取ることはAI引用にも有利ですが、上位化だけで十分とは言えないということです。
1〜3位は有利だが、引用率はまだ一桁台
検索順位別では、1〜3位のページ引用率が7.3%だったのに対し、4〜10位は1.9%にとどまりました。上位3件は、4〜10位と比べて約3.8倍引用されやすい計算です。
この結果は、Google検索で高順位を取ることがAI回答への露出にもつながる可能性を示しています。ただし、引用率そのものはまだ高いとは言えず、“検索で強い=AIでも確実に引用される”ではない点が重要です。
AI引用は検索上位10件だけでは説明できない
AIが引用したURL973件のうち、同じ回答のGoogle検索上位10件に含まれていたのは244件でした。割合にすると25.1%です。残りの約75%は、上位10件の外や、別の検索クエリ・情報源から引用されていた可能性があります。
ここから分かるのは、AIは単純に検索順位だけを見て回答を組み立てているわけではないということです。一次情報、比較のしやすさ、結論の明確さなど、コンテンツの中身そのものが影響していると考えられます。
テーマによってAI引用のされやすさは変わる
プロンプト別に見ると、ページ引用率は最大8.0%から0.0%まで幅がありました。保険、家計簿アプリ、住宅関連などは比較的高く、物流や留学系は低めの傾向も見られています。
この差は、業種によってAIが参照しやすい情報の形が異なることを示唆しています。どのテーマでも同じGEO施策を当てはめるのではなく、分野ごとに優先順位を決めることが大切です。
上位ドメイン集中ではなく、広く分散している
AI引用一致244件のうち、上位10ドメインが占めたのは26.6%でした。残り73.4%は多数のドメインに分散しており、特定の大手サイトだけが独占しているわけではありません。
これは、新規サイトや中小規模のメディアにもチャンスがあることを意味します。検索で一定の露出を取りつつ、AIが拾いやすい構成を整えれば、AI引用の余地は十分にあると言えそうです。
GEO対策で意識したい実践ポイント
今回の調査を踏まえると、これからのGEO対策ではSEOの延長だけでなく、AI向けの情報設計が欠かせません。特に次のような工夫が有効です。
- 価格、条件、機能の比較表を入れる
- 一次情報や公的データへの言及を増やす
- 質問に対して冒頭で結論を明示する
- 専門用語は補足し、AIが要点を抜き出しやすくする
- 記事内の見出しを質問形式にして、回答構造を明確にする
検索順位を上げることは引き続き重要ですが、それだけでは不十分です。AIが引用したくなる形に整えることが、今後のブランド露出を左右するでしょう。
まとめ
Optyino.aiの調査では、Google検索1〜3位はAI引用されやすい一方で、検索順位だけでは引用の多くを説明できないことが示されました。AI検索時代は、SEOとGEOを分けて考えるのではなく、両方を見据えたコンテンツ戦略が必要です。
これから対策するなら、まずは検索上位を狙いつつ、AIが参照しやすい構成や一次情報の明示を意識してみてください。小さな工夫の積み重ねが、AI回答での引用率向上につながるはずです。
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この記事を書いた人Wrote this article
sorein 教育×ITフリーランス / 女性
小〜高校教員として勤務し、製造業の社内SEを経験して教育×ITフリーランスになったsoreinです!教員免許や基本情報技術者、応用情報技術者、DBスペシャリストの資格を取得しています!ITニュースや技術書を読むのは趣味みたいになっています。



