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- 2024年11月11日
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社内イベントや懇親会は、単なる交流の場ではなく、職場への帰属意識やエンゲージメントを左右する要素として見直されつつあります。ジー・ブーン株式会社の調査では、若手会社員の約6割が「職場や組織に対するわくわく感の欠如」が離職検討の一因になり得ると回答しました。

今回の調査対象は、18歳から35歳の若手会社員505名です。まず注目したいのは、34.5%が「全く参加していない」と回答した点です。つまり、若手会社員の3人に1人以上が、会社の社内イベントや懇親会に参加していないことになります。
参加スタンスとしては、「どちらかといえば前向きに参加している」が20.0%、「どちらかといえば仕事として参加している」が19.4%でした。社内イベントが、必ずしも自然に受け入れられているわけではないことがうかがえます。
直近で参加したイベント内容として最も多かったのは「飲み会・食事会」71.0%でした。続いて「レクリエーション・ゲーム大会」16.0%、「社員旅行・合宿」13.0%という結果です。
社内コミュニケーションの定番として飲み会は根強い一方で、若手にとっては参加のハードルや負担感が残りやすい形式でもあります。内容のマンネリ化は、参加意欲の低下につながる可能性があります。
現在の社内イベントや懇親会について、参加者の38.1%は「やや楽しく有意義に感じる」と答えた一方で、37.2%が「やや負担や苦痛を感じる」、12.7%が「強い負担や苦痛を感じる」と回答しました。
負担感の合計は49.9%に達しており、参加している若手の約半数が何らかのストレスを感じていることがわかります。イベントは「実施すればよい」ものではなく、参加者が自然に楽しめる設計が求められます。
「社内イベントや懇親会のクオリティは会社への帰属意識に影響するか」という問いに対しては、48.6%が「やや影響すると思う」、12.7%が「大きく影響すると思う」と回答しました。合計61.3%が影響ありと捉えています。
ここから見えてくるのは、社内イベントが単なる福利厚生ではなく、組織との心理的なつながりをつくる接点として機能しているということです。雑な運営や惰性的な開催では、かえって逆効果になりかねません。
今回の調査で特に印象的なのが、58.3%が「職場や組織に対するわくわく感の欠如は離職検討の一因になり得る」と答えている点です。
若手社員の離職要因というと、給与や残業時間、評価制度に目が向きがちです。しかし実際には、日々の職場に対して前向きな感情を持てるかどうかも、定着率に影響する重要なポイントだといえます。
「わくわく感」は何から生まれるのかという問いでは、49.5%が「チームの良好な人間関係やコミュニケーション」と回答しました。次いで「成果に対する適切な承認や評価」32.3%、「新しいことへの挑戦や成長の機会」25.1%でした。
つまり、若手社員が前向きに働けるかどうかは、華やかな制度だけでなく、日常的な会話のしやすさや安心感に支えられていると考えられます。社内イベントは、その土台を補強する役割を持ち得ます。
今回の結果からは、社内イベントの価値は「開催したかどうか」ではなく、参加者がその場で何を感じたかにあることが見えてきます。若手社員にとって意味のある時間にするには、次のような視点が重要です。
特に若手層は、職場に対して「ただ集まる場」ではなく、少しでも前向きな気持ちになれる場を求めている可能性があります。
今回の調査では、若手会社員の3人に1人以上が社内イベントに参加しておらず、参加者の約半数が負担や苦痛を感じていることがわかりました。一方で、6割以上がイベントの質は帰属意識に影響すると回答し、約6割が「わくわく感」の欠如は離職検討の一因になり得ると捉えています。
社内イベントは、単なる親睦会ではありません。職場への安心感やチームの一体感を育てる組織施策として見直すことで、若手社員の定着やエンゲージメント向上につながる可能性があります。
これからは「とりあえず開催する」ではなく、「参加したくなる」「参加してよかったと思える」社内イベントづくりが、ますます重要になりそうです。

小〜高校教員として勤務し、製造業の社内SEを経験して教育×ITフリーランスになったsoreinです!教員免許や基本情報技術者、応用情報技術者、DBスペシャリストの資格を取得しています!ITニュースや技術書を読むのは趣味みたいになっています。