PMOは、プロジェクトを円滑に進めるための進行管理や課題管理、関係者調整を担う重要な職種です。2026年6月の調査では、平均年収1,138万円、リモート案件比率88.2%という高い水準が示されました。フリーランスとしてPMO案件を検討している方にとって、今の市場感をつかむうえで注目したい内容です。
PMO案件は年収1,138万円、IT職種別で3位
今回の調査では、PMO案件の平均月額単価は94.8万円、想定年収は1,138万円でした。IT職種別の年収ランキングでは3位に位置しており、かなり高単価な職種といえます。
PMOは、開発現場の進行を支えるだけでなく、事業部門や外部ベンダーとの橋渡し役も担います。大規模開発や複数部門が関わる案件ほど、調整力や管理経験が重視されるため、単価が高くなりやすい傾向があります。
案件数は全体の4.88%、8位にランクイン
PMO案件は、フリーランス市場全体の4.88%を占め、職種別案件数ランキングでは8位でした。案件数は突出して多いわけではありませんが、一定の需要が安定して存在していることがわかります。
システム開発の大型化や複雑化が進むほど、プロジェクトを整理し、課題を見える化し、関係者の認識をそろえる役割は欠かせません。PMOはまさに、その中心を支えるポジションです。
PMO案件の88.2%がリモート対応
働き方の面でもPMOは魅力があります。2026年6月時点では、フルリモート10.5%、一部リモート77.7%、常駐11.8%でした。つまり、88.2%の案件がリモートワークを含んでいます。
完全在宅よりも一部リモートが中心ではあるものの、柔軟に働きやすい職種であることがわかります。前月比・前年同月比を見ても、一部リモート案件が増えており、PMOの働き方はオンライン中心へと移行しつつあります。
PMO案件が多い業界は製造・金融・保険
PMO案件の多い業界としては、製造・メーカー、金融、サービス、toB、保険が上位に入りました。特に製造・メーカーと金融は、大規模なシステム開発や業務改善プロジェクトが多く、PMOの需要が発生しやすい分野です。
複数の部署やベンダーが関わる案件では、進行の遅れや認識のズレが起こりやすくなります。そこでPMOが入り、情報整理や調整を担うことで、プロジェクト全体がスムーズに進みやすくなります。
PMOはどんな仕事を担当するのか
PMOの主な役割は、プロジェクトマネージャーや開発チームを支えながら、計画通りに進むよう管理することです。具体的には、次のような業務が中心になります。
- 進行管理
- 課題管理
- リスク管理
- 品質管理
- 会議運営
- 議事録作成
- 報告資料の作成
- 関係者間の調整
単にスケジュールを追うだけではなく、状況を整理して、関係者が判断しやすい状態をつくることがPMOの価値です。開発知識に加えて、資料作成力やコミュニケーション力が求められる点も特徴です。
PMOの市場価値が高い理由
PMOの市場価値が高い背景には、プロジェクトの複雑化があります。開発規模が大きくなるほど、進捗だけでなく課題やリスクの管理、部門間の調整、意思決定の支援が必要になります。
特に今は、プロジェクト管理ツールや生成AIの活用が広がっています。そのため、単純な進捗確認だけでなく、課題を整理して判断を後押しできる人材がより重視されやすくなっています。
高単価を狙うなら、以下のような経験やスキルが強みになります。
- 進行管理や課題管理の実務経験
- 品質管理や会議運営の経験
- 関係者調整のスキル
- 報告資料や議事録の作成力
- 業務理解や開発知識
- 提案力や意思決定支援の経験
まとめ:PMOは高単価とリモートの両方を狙いやすい
2026年6月の調査では、PMO案件は平均年収1,138万円、リモート比率88.2%と、収入面・働き方の両面で魅力があることがわかりました。案件数も一定数あり、製造、金融、保険など幅広い業界で需要があります。
プロジェクト全体を支える役割にやりがいを感じる方や、調整力・管理経験を活かしたい方にとって、PMOは非常に相性のよい職種です。フリーランスとして高単価案件を目指すなら、今後も注目しておきたい分野といえるでしょう。
参考記事

この記事が気に入ったら
フォローをお願いします!
この記事を書いた人Wrote this article
sorein 教育×ITフリーランス / 女性
小〜高校教員として勤務し、製造業の社内SEを経験して教育×ITフリーランスになったsoreinです!教員免許や基本情報技術者、応用情報技術者、DBスペシャリストの資格を取得しています!ITニュースや技術書を読むのは趣味みたいになっています。
