企業の問い合わせ対応では、FAQの整備が欠かせません。とはいえ実際には、「作る時間がない」「更新が追いつかない」という悩みがつきものです。こうした課題に向けて、株式会社CBITはナレッジ共有基盤「Wisbit AI×FAQ」を2026年6月15日から提供開始しました。
このサービスは、マニュアルや社内文書をアップロードするだけで、AIがFAQを自動生成し、さらに更新まで支援するのが特徴です。単なる検索ツールではなく、情報を作る・探す・活用する・改善する流れを一体化している点に強みがあります。
なぜ今、FAQの自動化が求められるのか
生成AIの導入は進んでいますが、現場では「情報が散らばっていて必要な答えにたどり着けない」「同じ質問が何度も来て担当者に負荷が集中する」といった問題が残っています。つまり、AIを入れるだけでは不十分で、参照する情報そのものを整備し続ける仕組みが必要だということです。
CBITは、2012年からクラウド型FAQシステム「ナレッジリング」を提供してきました。その運用現場で見えてきたのが、FAQは「作ること」よりも「更新し続けること」のほうが難しいという現実です。Wisbit AI×FAQは、その課題を真正面から解消するために生まれました。
Wisbit AI×FAQの4つの強み
- マニュアルや規程集からFAQを自動生成できる
- AIが作成した内容を人が確認・承認してから公開できる
- キーワード検索とAI検索を組み合わせたハイブリッド検索を採用
- 導入時の文書整理から運用定着までサポートがある
とくに注目したいのは、AI任せにしすぎない設計です。FAQは社内外の案内や顧客対応に直結するため、誤った情報がそのまま公開されると大きなリスクになります。そこで、管理者がレビューしてから公開できる承認ワークフローを備え、利便性と信頼性の両立を目指しています。
現場で役立つ活用シーン
このサービスは、問い合わせが多く、なおかつ情報更新が頻繁な部門と相性が良さそうです。たとえば、コールセンターやBPOでは、クライアントごとの変更情報をすばやく反映できます。社内ヘルプデスクや人事・総務では、制度改定やツール導入時の質問対応を減らせます。
さらに、情報システム部門では、パスワード初期化やアカウント申請などの定型問い合わせをAIで一次対応しやすくなります。結果として、担当者は繰り返し作業から解放され、より重要な業務に時間を使いやすくなるでしょう。
導入だけで終わらせない「定着支援」もポイント
FAQツールは導入しても、運用が定着しなければ意味がありません。Wisbit AI×FAQでは、初期の文書整理からFAQ構築までを支援する体制が用意されています。長年のFAQ運用ノウハウを活かし、現場で使われる仕組みへ育てていく点が実務的です。
CBITは今後、FAQやマニュアルにとどまらず、企業内にある知識や経験をつなぐ仕組みへと発展させていく考えです。単なる効率化ではなく、「同じ説明の繰り返し」を減らし、創造的な仕事に集中できる環境づくりを目指していると言えます。
まとめ
Wisbit AI×FAQは、FAQが「作られない」「更新が続かない」という根本課題に向き合ったサービスです。AIによる自動生成、承認フロー、検索精度の向上、導入支援までを組み合わせることで、現場で本当に使えるFAQ運用を後押しします。
問い合わせ削減やナレッジ共有の見直しを考えている企業にとって、今後注目したい選択肢のひとつになりそうです。
参考記事

この記事が気に入ったら
フォローをお願いします!
この記事を書いた人Wrote this article
sorein 教育×ITフリーランス / 女性
小〜高校教員として勤務し、製造業の社内SEを経験して教育×ITフリーランスになったsoreinです!教員免許や基本情報技術者、応用情報技術者、DBスペシャリストの資格を取得しています!ITニュースや技術書を読むのは趣味みたいになっています。