
2025年卒採用活動が本格化し、10月の正式内定解禁を迎えました。
しかし、企業は学生の確保に苦戦しており、早期化・長期化が進む採用活動に頭を悩ませているようです。
本記事では、キャリタスが実施した企業調査の結果を元に、2025年卒採用活動の現状と2026年卒採用活動の展望について解説していきます。
調査の詳細はこちらのPDFをご覧ください。
調査概要
調査対象 : 全国の主要企業 16,526社
調査時期 : 2024年9月25日 ~ 10月7日
調査方法 : インターネット調査法
回答社数 : 1,064社
調査機関 : 株式会社キャリタス/キャリタスリサーチ
ポイント
- 2025年卒採用選考の終了率は42.1%と、4年連続で低下。
- 採用活動は早期化しているものの、内定者が予定数に達しないため、多くの企業が予定外に活動を継続している。
- 内定者充足率は平均65.6%で、前年同期を下回る結果に。
- 企業は質を重視した採用活動を行っているものの、内定辞退が増加傾向にある。
- 2026年卒採用では、採用予定数を増やす企業が多い一方、採用活動の早期化がさらに進む見込み。
- インターンシップは夏季・冬季の実施率が高く、採用広報解禁前に学生と接点を持ちたい企業が増加している。
- 夏季インターンシップは、参加学生を集めるのに苦戦した企業が多い。
2025年卒採用活動:長期化する採用活動、充足率は低下傾向
キャリタスの調査によると、2025年卒採用選考を「終了した」企業は全体の42.1%と、4年連続で低下しました。

これは、採用活動の早期化が進んでいる一方で、内定者が予定数に達しないため、多くの企業が採用活動を継続しているためと考えられます。
実際、採用活動未終了企業の6割強が、当初の予定よりも採用活動を継続しています。
内定者充足率は平均65.6%と、前年同期調査(67.9%)を下回りました。

従業員規模別に見ると、大手企業でも7割台半ばにとどまっており、中小企業では6割弱となっています。
企業は、学生の質を重視した採用活動を行っており、「人数の確保よりも、学生の質を優先」という企業が7割を超えています。
しかし、内定辞退が増加傾向にあり、「増えた」と回答した企業は34.9%に達しました。

これは、学生側の選択肢が増えていることや、企業の求める人物像と学生のミスマッチなどが原因と考えられます。
2026年卒採用活動:早期化が加速、企業は早期接触とフォローに注力
2026年卒採用では、採用予定数を「増やす」企業が「減らす」企業を上回っており、企業の採用意欲は高い水準を維持しています。

しかし、採用活動の開始時期は、2025年卒採用よりもさらに早まる見込みです。
大手企業を中心に、年内に面接を開始する企業が増加しており、中小企業でも早期化の動きが見られます。
企業は、早期接触した学生のフォローや、インターンシップの実施・見直しに注力する方針です。
また、大学との関係強化を図り、安定的な採用体制の構築を目指す企業も増えています。
まとめ:変化の激しい採用市場、企業は戦略的な採用活動が求められる
2025年卒採用活動は、学生の確保に苦戦する企業が多く、早期化と長期化が進む厳しい状況となっています。
2026年卒採用活動においても、この傾向はさらに強まると予想されます。
企業は、変化の激しい採用市場に対応するため、従来の採用活動を見直し、より戦略的な採用活動を行う必要に迫られています。
具体的には、
- 学生のニーズを的確に捉え、魅力的な採用広報を行う
- インターンシップなどを通じて、学生との接点を早期に構築する
- 企業理念や社風を効果的に伝え、ミスマッチを防ぐ
- 内定者フォローを充実させ、内定辞退を抑制する
といった取り組みが重要となるでしょう。

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この記事を書いた人Wrote this article
sorein 教育×ITフリーランス / 女性
小〜高校教員として勤務し、製造業の社内SEを経験して教育×ITフリーランスになったsoreinです!教員免許や基本情報技術者、応用情報技術者、DBスペシャリストの資格を取得しています!ITニュースや技術書を読むのは趣味みたいになっています。





